2024 6

生きて、生きて、生きろ。

時間
  • 11:50

震災と原発事故から13年。福島では、時間を経てから発症する遅発性PTSDなど、こころの病が多発していた。若者の自殺率や児童虐待も増加。メンタルクリニック院長の蟻塚亮二医師は連日多くの患者たちと向き合い、その声に耳を傾ける。連携するケアセンターの米倉一麿氏も自宅訪問を重ね、奔走してた。

津波で夫が行方不明なままの女性、原発事故による避難生活中に息子を自死で失い、自殺未遂を繰り返す男性、避難生活が長引く中、妻が認知症になった夫婦など、影響は色濃くにじむ。

喪失感や絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々。
それを支える医療従事者たち。
本作はその姿をとらえた、ドキュメンタリー。