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小倉昭和館です。
R8.3/8(日)にて開催いたしました【「女性の休日」アフタートーク付き上映会(甲木正子さん)】のイベントのご報告です!!
「女性の休日」アフタートーク付き上映会
2026.3/8(日)
甲木正子さん
女性の休日
「女性の休日」
北欧のアイスランドで50年前に繰り広げられた女性の権利向上運動を描く「女性の休日」を、小倉昭和館は3月13日まで上映しています。
現在は女性が大統領と首相を務め、16年連続でジェンダー・ギャップ(男女格差)指数が世界1位の平等先進国になったアイスランドですが、かつて女性は家事と育児に専念するものとされ、職業上の地位や待遇もはるかに劣っていました。
そんな社会を変えようと1975年10月24日、国内全女性の90%が仕事や家事を一斉に休むというムーブメント「女性の休日」を決行。
国は機能不全となり、女性なしには社会は回らないことを証明しました。
映画はさまざまな価値観の違いを乗り越えながら、笑顔とユーモアを忘れずにムーブメントを成功させた女性たちを、当事者の証言と当時の映像などで描きます。
ジェンダー・ギャップ指数
国連が定める国際女性デーの3月8日には、公共財団法人福岡県女性財団代表理事の甲木正子さんが上映後に登壇。
上智大の研究者らが発表した国内各地域の男女平等度を政治、教育、行政、経済の4分野で分析する2026年「都道府県別ジェンダー・ギャップ指数」を紹介しました。
それによると福岡県は全国47都道府県中、政治24位、教育11位、行政6位、経済24位。
まずまずの数字に見えますが、男性の育児休暇取得率が低いことや、フルタイムで働く男女間の賃金格差が大きいこと、共働き家庭での男性の家事育児時間が少ないことなどが全体の足かせになっているといいます。

甲木さんはその原因の一つとして、無意識の思い込みを意味する「アンコンシャスバイアス」という概念をあげました。「女性が有名大学に進学するとお嫁にいけないよ、という人が今もいて女性は地域に押し込められがちです。言っている人に悪気はないのですが、親世代や地域には根強い偏見が残っているのです」
女性にもそんな思い込みがあるとして、職場での飲み会を例に挙げました。
男性は「今夜は遅くなる」の電話一本で済むのに、女性は事前に夫に伝えて夕食の支度まで済ませておかなければいけない。
「家事をしないことは心苦しいと自分で決めてしまっている。家庭で話し合いながらそんな考えから脱却していかなければ」
映画では運動で歌われた「いつか子どもたちが言うだろう。母さんたちが間違いを正してくれた」という詞が流れます。
日本の2025年のジェンダー・ギャップ指数は主要7か国最低の118位。
甲木さんは「新聞記者として長年、小さな間違いを正してきた気がするが、ジェンダー平等がどれだけ進んできたかを考えると後輩に申し訳ない。『この映画を見たのにあなたは何もしなかったね』と50年後の人たちに言われないように、今日からできることを一緒にしていきましょう」と呼びかけました。
【文・写真/K・I】

