トッド・フィールド監督16年ぶりの待望の最新作。
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、現代音楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の死をきっかけに、彼女の完璧な世界は少しずつ崩れ始める―。
ケイト・ブランシェットが主演を務め、ゴールデングローブ賞主演女優賞やヴェネツィア国際映画祭・女優賞の他、多くの賞を受賞。