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小倉昭和館です。
R8.10/18(日)にて開催いたしました【「東京上空300メートル」トーク付き上映会】のイベントのご報告です!!
「東京上空300メートル」トーク付き上映会
2026.10/18(日)
大墻敦監督
比嘉洋さん
・東京上空300メートル
日米地位協定の下での在日米軍の実態に迫るドキュメンタリー映画「東京上空300メートル」が小倉昭和館で上映中です。
毎日新聞が2020年2月に始めた調査報道「特権を問う」をベースにした作品。
10月18日には大墻敦監督と、沖縄出身で那覇支局長も勤めた毎日新聞の比嘉洋記者が語り合いました。
映画は「日本の空は誰のものなのか」「誰が犯人を逃がしているのか?」「米軍基地は誰のためにあるのか?」「星条旗と日本人」の4部構成。
毎日新聞が報道した、東京都心部を航空法が定めた最低安全高度300㍍よりも低い高度で日常的に飛行している米軍ヘリの映像を中心に、過去の米軍機墜落事故による悲劇や繰り返される米兵による性犯罪など、日米地位協定に守られた「米軍特権」の沖縄だけにとどまらない理不尽さ、それを黙認する日本政府、抵抗する人たちの姿を描きます。

題名に込めた想い
大墻敦監督はNHKでプロデューサーやディレクターとして数多くのドキュメンタリーを制作し、退局後に「春画と日本人」などの作品を手掛け今作品が4作目。2024年に毎日新聞の特設サイト「特権を問う」に収録された、首都圏の低空を飛び回る米軍機の映像と100本を超える記事に圧倒されて映画化を決めたといいます。
監督は、「東京上空300メートル」の題名に二つの意味を込めたと説明しました。
「日本の民間機は守らなくてはいけない空の安全基準を米軍は守らなくてもよい。いつ飛ぶのかの事前通告もなく、飛行後も教えようとせず、日本政府も突き詰めて聞こうとしない。日米安保をどう考えるかという左右のイデオロギーを超えて、おかしなことはおかしいと考えなくてはいけない」
米軍基地の問題は、その7割が集中する沖縄に限った問題だと捉えられがちです。
大墻監督は「首都圏での米軍の行動を中心に据えることで、沖縄だけでなく東京の、さらには日本全体の問題であることを伝えたかった」と話しました。
監督から映画の感想を聞かれた比嘉記者は、やはり基地問題を沖縄に限定しがちな本土の意識を「一番悔しい」と明かしながら「東京での映像を軸に、日米地位協定の歪が沖縄に一番、集中していることを感じてもらえる構成になっている。多くの人に共感してもらえるのでは」と答えました。
「負担が生じる安全保障の問題を、本土の人は考えなくてもよくなってしまっている。『基地問題は大変ですね』と聞かれるたびに、沖縄の人はみな戸惑いを感じている」
比嘉記者は「基地問題は知れば知るほど辛い思いをすることが多いが、この映画を見た方はこれをきっかけにいろんな人に話をして、出会いや知識を広める機会に繋げる機会にしてほしい」と呼びかけました。
小倉昭和館での上映は10月23日まで。
【文・写真/K・I】

