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小倉昭和館です。
R8.3/21(土)にて開催いたしました【「リリー・フランキー出演作・2本立て」舞台挨拶(リリー・フランキーさん)】のイベントのご報告です!!
「リリー・フランキー出演作・2本立て」舞台挨拶
2026.3/21(土)
リリー・フランキーさん
・ハルビン
・ルノワール
北九州市出身の作家で俳優のリリー・フランキーさんが3月21日、出演作「ハルビン」「ルノワール」の2本立て上映にあわせて小倉昭和館で舞台あいさつに立ちました。
ハルビン
「ハルビン」は1909年、日本の保護領にされた朝鮮の独立を目指す大韓義勇軍兵士の安重根(アン・ジュングン)が、初代韓国総監の伊藤博文を中国・ハルビンで暗殺した事件を描いた2024年製作の韓国映画です。
主人公の安重根を「愛の不時着」で知られるスター、ヒョンビンさんが、伊藤博文をリリーさんが演じます。
「KCIA 南山の部長たち」など韓国現代史を描くヒット作で知られるウ・ミンホ監督の作品。
リリーさんは日本人キャストとして韓国に唯一招かれました。
リリーさんの東京の自宅に脚本が届いたのは2022年7月7日、その翌日に安倍晋三元首相が奈良市で殺害されました。「伊藤博文も安倍氏も内閣総理大臣を4度務めた後に暗殺された。自分が伊藤を演じることに運命的なものを感じました」とリリーさんは明かしました。
安重根は逮捕され、わずか5か月後に日本により死刑に処せられますが、韓国では祖国独立の志士として現在もなお英雄視されています。
「ハルビン」も韓国での公開時には490万人を超える観客を動員しました。
リリーさんは「伊藤博文の役をよく引き受けましたね。とても勇気がいることだと思う」と後に監督から言われたそうです。
「そんなことは考えてもみなかった。お前は韓国寄りだと非難されることを恐れて、断る人もいるのかなあと。でも映画は両者の関係をフェアに描いています。よほど偏った歴史観で作られていたら出演はしませんよ」と言い切りました。

ルノワール
一方の「ルノワール」は日本がバブル経済の絶頂期にあった1980年代のある夏を舞台に、11歳の少女が想像力を膨らませながら、周囲の不完全な大人たちの孤独や痛みに触れていく様子を描きます。
リリーさんは末期がんで闘病中の少女の父親を、10キロ以上も体重を落として演じました。
早川千絵監督は番組制作会社などで働きながら30代半ばで映画学校に通い、長編映画監督デビュー作となった「PLAN75」(2022年)はカンヌ映画祭で新人監督賞にあたるカメラ・ドール特別賞を受賞。「ルノワール」も2025年のカンヌ・コンペティション部門に出品されました。
リリーさんは「女の子の思春期の性の芽生えや親との距離感を描いた日本にはなかなかなく好きな映画です。普通に就職し結婚しながら2作連続でカンヌ出品作を撮った早川監督には、一つの方向に進むことで別の何かを諦めることはないということを教えられました」とリリーさんは語りました。
【文・写真/K・I】

